スキャナーサーバーを使う

 今回はスキャナーを共有する方法を紹介する。WindowsなどのOSではファイルやプリンタを共有する機能はあってもスキャナーを共有する機能はもっていない。私の知っている限りスキャナーを共有する方法は少なく、ハードウェアとしての高価なスキャナーサーバーを用いるぐらいだ。

 しかし、アイコンプソフトウェア( http://www.yo.rim.or.jp/~kenk/ )から安価な「NeTwain」というスキャナーサーバーソフトが出ている。今回はこの「NeTwain Version2 Pro-X」を使ったスキャナー共有方法を解説する。

 まず「NeTwain」を入手することだ。アイコンプソフトウェアのホームページから購入することができる。またうれしいことに試用版がダウンロードできるので、事前に試してから購入することも可能だ。

 私はアイコンプソフトウェア様のご協力により「NeTwain Ver2 Pro-X」というクライアント数無制限版をご提供いただいた。なお、「NeTwain Ver2パーソナル」はクライアント数3であり、値段も9,800円と安価なので、家庭でLANを構築している人でも手が出る金額だろう。

 ではインストールだ。ダウンロードしたファイルを解凍し、「Setup.exe」を実行しインストールしよう。インストールはスキャナーを使うパソコン全てに行う必要がある。

 次にスキャナーが接続されているパソコン、つまりサーバーパソコンの設定だ。スタートメニューの「NETwain」から「スキャナサーバ」を起動する。これで完了だ。しかしいちいち「スキャナサーバ」を起動するのが面倒であれば、スタートアップに登録しておけばよい。

起動するとタスクトレイに常駐する

 次にクライアント側の設定だ。スタートメニューの「NETwain」から「ネットワークスキャナデータソース」を起動する。左上のアイコンをクリックしメニューを表示し「スキャナ設定」を起動する。ここで「追加」を押し、「サーバー名」にスキャナーが接続されているパソコンのIPアドレスを入力し「次」を押す。するとサーバーに接続されたスキャナー名が表示されるので、使用するスキャナーを選択し「完了」だ。

 これでスキャナーが使用できるようになる。試しにスキャナーに原稿をセットし「プレビュー」を押してみよう。スキャナーが動き始めるはずだ。あとは取り込み設定を好みに変更し、「読込み」ボタンを押せばよい。

 「NeTwain」は名前のとおりTwainに対応したスキャナー専用のソフトだ。と言ってもほとんどのスキャナーはTwain対応なので動作できるものと思われる。私はCANONのUSB接続のFB620Uというスキャナーを使用しているが、全く問題なく動作している。

 いくつか欲を言えば、「NeTwain」のWindowsNTのサービス起動への対応と、取り込みソフトがスキャナー付属のソフトがそのまま使えると、今まで慣れた使い方が生かせるのかなと思った。これは今度のバージョンアップに期待しよう。

 しかしスキャナー共有の要望は多くの方から聞くのだが、安価で実現できる方法は無かった。その点「NeTwain」は非常に有効なソフトではないかと思う。

 最後に「NeTwain Version2 Pro-X」をご提供していただいた、アイコンプソフトウェア様には感謝申し上げます。


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