最初にアクセスポイントのセットアップを行う。このアクセスポイントは、有線部分と無線部分を中継する機械だ。このアクセスポイント1台で、複数の無線LAN端末を利用できる。いわば無線局のようなものだ。
まずアクセスポイントに無線LANカードを1台取り付ける。このカードは無線LAN端末に使用するPCカードを同じものだ。そして10BASE-TのケーブルをHUBに接続する。なおこのアクセスポイントは10BASE-2を使用することもできる。
次に本体前面にあるスイッチを押しながら電源ケーブルを接続すると電源が入り、初期設定を行うための特別なモードでアクセスポイントが起動する。しばらくすると「power」と「lan link」以外のLEDが消えるので、ここで押していたスイッチを離す。するとINFO LEDという「1%」から「100%」のLEDが順にフラッシュし始める。
この状態になったら、LANに接続されたパソコンの「MS-DOSプロンプト」を起動し、「ping xxx.xxx.xxx.xxx」と打ち込む。このxxxの部分はアクセスポイントに設定したいIPアドレスを入力する。私はアクセスポイントを「192.168.1.254」に設定したかったので「ping 192.168.1.254」と打ち込んだ。この操作を「Reply from ・・・」と画面に表示されるまで何度か繰り返す。数回で反応があり上記メッセージが返ってくるはずだ。メッセージが返ってくれば、アクセスポイントにIPアドレスが設定されたことになる。
次にインターネットエクスプローラー等のWebブラウザを起動し、上記IPアドレスにアクセスする。つまり「http://192.168.1.254/」のホームページにアクセスすると言う意味だ。するとアクセスポイントの初期設定画面が表示される。
ここで重要な設定項目は「Radio ESS」と「Mode」だ。「Radio ESS」は初期設定では「wlan」となっている。この名前は無線LAN端末の設定と同じでなければならないので覚えておこう。もちろん適当な名前に変更してもかまわない。
「Mode」は初期設定は「Instawave」になっているが「Structurenet」に変更する。あと「TCP/IP Subnet Mask」が今回のようにクラスCアドレスを用いる場合には「255.255.255.0」になっていることを確認しておこう。設定が済んだら「送信」ボタンを押す。「Configuration Update」と表示されたらOKだ。
最後にいったん電源を切り、今度はボタンを押さずに電源を入れる。そしてもう1度Webブラウザで上記のアドレスにアクセスしてみよう。この際ブラウザの「更新」ボタンを押したほうが確実だ。すると同じアドレスにアクセスしているのに、「Access Point Management Utility」という違ったページが表示されるはずだ。これが表示されればアクセスポイントの設定は完了である。
次に無線LAN端末の設定を行う。無線LANカードはPCカードなのでノートパソコンを使用することになる。ここではWindows95の初期バージョンをもとに説明するので、OSR2では若干セットアップ方法が異なるが、他のPCカードのセットアップと基本的に同じなので問題無いと思う。
まずWindows95を通常通り起動しておこう。この状態で無線LANカードをカードスロットに挿しこむ。新しいハードウェアが検出され、ドライバをインストールするように促される。ここで無線LANカードに添付のドライバディスクをフロッピードライブに挿入し、場所の指定で「a:win95」を指定する。するとドライバのコピーが始まり、途中Windows95のCD-ROMもしくはフロッピーを要求されるので画面の指示にしたがってインストールしよう。
次に無線LANカードの設定を行う。「ネットワークコンピュータ」を右クリックし「プロパティ」を選択する。この画面に「macnica TKW0001M PCMCIA Adapter」という項目が新たに追加されているので選択し「プロパティ」ボタンを押す。そして「詳細設定」タグを選択する。ここで重要な設定が「Desired ESS ID」と「Network Mode」だ。
「Desired ESS ID」はアクセスポイントと同じ名前にするので、ここでは「wlan」と入力する。「Network Mode」は「Infrastructure」に変更する。そして「OK」する。
次にTCP/IPの設定を行う。「ネットワーク設定」画面に「TCP/IP -> macnica TKW0001M PCMCIA Adapter」が追加されているので、選択して「プロパティ」を押す。この設定は今までも説明してきたのでわかると思うが、この端末に設定するIPアドレスなどを入力する。今まで別のLANカードを使用していたのなら、同じ設定を入力しておこう。ここではIPアドレスを「192.168.1.4」、サブネットマスクを「255.255.255.0」を設定した。
あとはすべて「OK」を押していけばWindows95が再起動され、上記の設定が有効になる。起動されたら確認のため「ネットワークコンピューター」を起動してみよう。通常のLANのように他のコンピューターが表示されるはずだ。