今までの説明は現バージョンの「文字放送電子新聞TTNews」を用いた場合の話しであった。ここからはまだ開発途中の新バージョンの話である。
何が違うかと言うと、データベースを共有するのではなく、受信環境そのものをネットワーク上で共有してしまうと言う点だ。もちろんテレビキャプチャーカードは1台のパソコンにしか取付けない。テレビキャプチャーカードを取付けたパソコンには「文字放送電子新聞TTNews」のサーバー版を、他のパソコンにはクライアント版をインストールして利用する。つまりクライアント版はサーバー版を通して文字放送を受信すると言う仕組みである。
サーバー版 クライアント版 このサーバー版はWindows95のサービスとして起動できるので、サーバーとなるパソコンにログオンしている必要は無く、電源さえ入れておけば、クライアントからの要求でせっせと文字放送のデータを送ってきてくれる。これはクライアントパソコン利用者が個々にデータベースを作ることができるので便利である。
(サービス起動しタスクトレイに常駐する)
ただ悲しいことに、この新バージョンはまだ市場に出すことができないと言う。理由は著作権の問題だ。新バージョンでは前提がネットワークであるため、文字放送そのものがネットワーク上に流れるからだ。この著作権の問題が解決すればすぐにでも市場に出て来てくれるはずだ。
今回このマガジンで取上げたことによる反応によっては放送局側に色々提案ができるかもしれないと言うことなので、皆さんの意見をアクセスビジョンにフィードバックしてほしい。
現在テレビ電波を利用したこのような放送はいくつかある。一番古くから普及していたのがこの文字放送だ。インターネットで何でも情報が手に入る時代になんで文字放送と思った読者のいるかもしれない。しかしメリットは大きい。
一番のメリットは無料と言うことだと思う。インターネットの場合なら電話代、プロバイダー代と結構費用がかかるが、文字放送では一切費用がかからない(カード代は必要だが)。しかもリアルタイムに膨大な情報を収集することができる。
私も今回使ってみて、非常に便利だと思っている。特に新バージョンはもう手放せないぐらいに気に入っている。このメリットを一番必要としているのは企業ユーザーかもしれないが、何度も書いたように著作権と言う大きな問題が残っている。一部の放送局は柔軟な態度を示しているようだが、なかなかこの壁は崩せないようだ。著作権が重要なのは確かだが、利便性をいかに多くのユーザーにわかってもらって、結果的に良い方向に向かうように仕向けるのも必要かと思う。
もう1つ欲を言うと、WindowsNTでは動作しないのだ。理由はBt848のNT用のドライバーが存在しないらしい。そしてサーバー版がNTのサービスとして稼動可能なら、もう言うことは無いのだが。